2014.08.09 Sat

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2011.03.29 Tue

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東京でこどもたちの世界映画祭を毎年開催している「キンダー・フィルム・フェスティバル」。世界最大の子ども映画祭「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」から世界各国の最新映画を発掘し、日本ではなかなか見られない秀作を上映しています。
そして、このキンダー・フィルムから選りすぐりの作品を上映するのが、まつもと子どもたちの映画祭です。親子の絆を描いた作品、子どもたちの冒険心をくすぐる作品、兄弟、友情などなど。親子で楽しめる全16作品を上映。
とのこと。
FM長野のパーソナリティー小林あらたくんがずっとラジオで宣伝していた。中でも気になっていたのがこれ。
 「大人のキンダー・フィルム」と題したプログラム。
『戦争やドメスティック暴力(DV)、いじめなど社会的なメッセージが強く込められた作品を上映。アニメーションが中心ですが、全てこども目線で描かれています。全ての大人にみてもらいたい作品ばかりです。特に、お子さんをもつ親御さんに観ていただき、お子さんのことを考える時間にいただきたいと考えます。』
ということでさっそく行って来ました。
土砂降りのこの日、会場はまつもと市芸術館。クリスマスコンサート以来で、なんだか懐かしい。。会場の人はまばらでやや少なめでした。この映画祭のすごいとこはなんと生で声優さんが吹き替えをするところです!!スクリーンの横に立って、キャラクターに合わせてしゃべります。英語の台詞がそのまま聞こえてくるのが少し気になってしまったけど。やはりプロの声優さんだけあって、キャラクターになりきった表現力がうまい。
短編アニメの世界にどっぷり浸かりました。


『マレーネとフロリアン』
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ノルウェーの作品 上映時間14分
戦争という現実を子供の目線で描いた作品でした。
仲のいいふたりは大きくなったら結婚する約束をします。戦争がはじまってお互いが敵どうしということを親から告げられてしまう。お父さんは戦争に出向いき、やがて片足を失って帰って来ます。お父さんから「戦争は終わったんだよ」と言われたフロリアンは、いつもマレーネと遊んでいた場所にトゲにの付いた針金の境界線が置かれているのを見て「うそだ!まだ戦争は終わってないじゃないかー!」と泣いて怒る。
雪が降るある日、境界線をはさんでマレーネとフロリアンは久々に再会した。でも近付けない。二人は考えて、雪だるまを沢山つくって針金の上に積んで行く。雪の山が出来て二人はようやくふれあう事が出来た。鼻の頭をくっつけて喜び合うシーンが印象的でした。
アニメというよりコラージュした画面をコマ送りで撮影してる?ような感じでした。
カーテンとか食器類は本物だったりして、平面と立体が不思議な世界を造り出していました。


『わすれられないおくりもの』
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ドイツの作品 上映時間7分
物知りでみんなから慕われる足の不自由なアナグマが主人公。
ある日「トンネルの奥に行ってくるよ」という置き手紙を残して死んでしまった。
森の仲間が悲しみに暮れて、日々が過ぎてゆく。
ウサギのお母さんはアナグマからクッキーの焼き方を教えてもらった。
きつねのおじさんはアナグマからネクタイの結び方を教えてもらった。
もぐらは折り紙で切り絵を教わって、みんなを楽します事ができた。
カエルはスケートの滑り方を教えてもらった。
そんな思いで話をみんなでして行くうちに仲間達はアナグマに感謝し、しだいに元氣を取り戻していくお話。これはきっと絵本で昔見た事があるイラストでした・・ピーターラビットに似た世界感。


『ほほえみの魚』
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台湾の作品 上映時間10分
台湾の宮崎駿とよばれるジミー・リャオ原作
穏やかな男性がある日、町中の大きな水槽に飼われている魚と目が合い、その魚を買って帰り、金魚鉢に入れて飼い始める。ある晩魚と鉢が光り輝き、宙に浮かび、動きはじめた。男は飛び起きて、魚の入った鉢の後をつけて行く。家の外にでて、町を抜け、森を抜け、付いた所は海だった。鉢から飛び出した魚は海に。男も裸になり魚と一緒に海を自由に泳ぎ回る。しばらく泳いでいると何やら壁にぶつかった。それは狭いガラスの鉢。男は鉢の中を泳いでいた。出られなくてもがいていると、鉢の外から魚達が男を覗いていた・・・
はっと気づくとそれは夢だった。狭い鉢に入れられている魚の気持ちがわかった男はしばらく考えて、魚を海に放しに行く。魚は嬉しそうに男にキスをして海に帰って行く というお話。映像がすごくキレイでした。声優なしの台詞が全くない映像だけの世界で想像力が豊かになりました。


『アングリー・マン』
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ノルウェーの作品 上映時間20分
父親のDVをテーマに子供の目線で描く衝撃作
父親は感情が抑えられなくなると、大きな物音一つでアングリー・マンになってしまいます。お母さんは変化に気づくとすぐに子供を自分の部屋に行かせました。しばらくするとアングリー・マンの暴れる声とお母さんの悲鳴が聞こえて来ました。子供は耳をふさいで『アングリー・マンやめて、僕が悪い子だからですか?ごめんなさい。ごめんなさい・・』しばらくして居間に行くとアングリー・マンではなくお父さんが泣いていました。『もう二度とこんなことしないよ。ごめんなさい、ごめんなさい・・』子供はそれからもお父さんがいつアングリー.マンになってしまうか怖くて近付けません。ある日家を飛び出して木の下に隠れていると一匹の犬が近寄って来て子供を慰めます。子供は自分の家を外から見つめています。『外だと聞こえないんだ・・・』すると犬は鉛筆と紙を目の前に差し出します。
『僕にはできないよ・・』
それでも犬は子供が心配で慰めながら鉛筆と紙を差し出します。子供は勇気を出して王様に手紙をかきました。その手紙は犬が王様に届けてくれました。すると次の日すぐに王様がお父さんを連れにやってきました。
王様は言いました。『よく手紙を書く勇気をだしてくれたね。おとうさんは大丈夫!きっと良くなって帰ってくるからね。信じてまっててあげよう
ね。』
そしてお父さんは厚生施設で自分と向き合う日々がはじまりました。時々面会に来てくれる息子に会えるのを楽しみにしながら。
これはコラージュと実写の映像も取り込んでいてすごく凝っていた。


『やさしいジャバ』
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イランの作品 上映時間35分
言葉がはなせない母親と二人で暮らすジャバ。家は貧乏で傘も買ってもらえない。
学校帰りにずぶぬれになって帰ってくる日々。ある日ジャバはついに熱を出して寝込んでしまった。母親は考えた末に自分の結婚指輪をお金に換えてジャバに傘を買ってあげる事にした。色んなお店でお気に入りを探す母親とジャバ。
ようやくお気に入りを見つけ、買ってもらう。その日から天気がよくても、学校に持って行き、授業中もテーブルに置いて外ばかり眺めていた。なかなか雨が降らない。だんだん落ち込むジャバを見て、母親は、水道のホースの水を雨に見立ててかけてあげる。嬉しそうに傘をさしたまま走り回るジャバ。それを見て母親もにっこり。
ある日クラスメートに大事な傘を奪い取られてしまい、投げられてしまった。投げられた傘はスイカ売りの車のスイカに刺さってしまう。車は気づかずそのまま走って行ってしまった。必死で追いかけたけど追いつかず、そばにいた警察官に乗せてもらってようやく追いついて傘を返してもらう。
次に日、授業が終わるとだんだん雷雲が出てついに土砂降りの雨が降った。ジャバは飛び出して早速傘をさして嬉しさのあまり走り出した。しばらく行くと傘を奪ったクラスメートが屋根の下で雨宿りをしていた。ジャバは自分の傘に入れてあげる。そして二人でしばらくいくともう一人ずぶぬれになって歩いていた。ジャバはすぐ自分の傘に入れてあげる。するともう一人ずぶぬれになっていたので入れてあげる。すでに傘の下は満員でジャバはほとんど傘の外。だけどジャバはずぶぬれなのにすっごいうれしそう。そんな笑顔のシーンで終り。
心があったかくなりました。母親の愛情と、純粋なジャバがかわいくてしょうがなかったです。






2011.03.25 Fri

子供の表情がとても愛らしいいわさきちひろさんの絵。見ているだけで心が和みます。

以下安曇野ちひろ美術館のおしらせより拝借

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安曇野ちひろ美術館が松川村にオープンしてから14年が経ちました。

小さなお子さんを連れたご家族からご年配の方まで、
幅広い年代の皆さまにご来館いただいています。
今年も皆さまへ感謝の気持ちを込めて、感謝デーを開催いたします。
ご来館が初めての方も、何度も足を運んでくださっている方も、
ご家族やご友人とお誘いあわせのうえ、ぜひ遊びにいらしてください。

2011年 3月27日(日曜日)9時〜17時

入館料無料!
日頃の感謝を込めて、この日はどなたさまも入館料無料でお楽しみいただけます。

ワンドリンクサービス!
コーヒ、紅茶、そば茶、松川村産りんごジュースのなかから、
お好きなドリンクをお一人さまにつき1杯サービスいたします。
特別メニューのスイーツも販売します。
※当日のカフェは、限定メニューとさせていただきます。

おはなしの会
親子で楽しめる絵本の読み聞かせを行います。(参加無料、参加自由)
1回目 10:30〜11:00
2回目 13:00〜13:30

ミニライブ♪ 14:00〜
信州に暮らすボーカリスト「ふま」を中心としたユニット・ゆくりりっくのミニライブを開催します。
安曇野ジャグバンド、信濃スパイラルクワイヤも応援出演!

ゆくりりっく -Ukulyric- ウクレレと歌う、唄うたい「ふま」を中心としたユニット。 やさしくあたたかく、どことなく懐かしいオリジナル楽曲のほか、 童謡や昭和の懐メロなどのメドレー演奏も得意とする。 http://ukulyric.com/

ゆくりり.jpg

また、美術館では東北関東大震災義援金の受付をしております。
お志がございましたら、お持ちいただけますとたいへん嬉しく存じます。
(義援金は松川村を通じて日本赤十字社に送られ、被災地救援と復興支援に使われます。


2011.03.20 Sun

さっそく信頼しているお友達のブログから拝借。
もちろんチェーンメールでもデマ情報でもありません!!
自分のできる些細なことを沢山していけたら。
一人以上の多くの誰かを救えますように。


今安曇野市で集めている支援物資は
1、水(ペットボトル)
2、保存食(カップめん、インスタント麺、アルファ米)
3、粉ミルク
4、生理用品
5、紙おむつ 高齢者用、幼児用
6、尿失禁用パッド
7、マスク
8、トイレットペーパー
9、ボックスティッシュ
10、ウェットティッシュ
11、使い捨てカイロ
12、乾電池
13、毛布
14、ブルーシート

の14品目。未使用品に限る、ということです。
期間は3月17日〜4月12日。土日を除く午前8時半から午後5時まで。
場所;総合支所、穂高健康支援センター、市社会協議会、支所と本所。

ちりも積もれば山です。家で余ってるもの有ったら持って行きましょう。

それからボランティア登録は、社会福祉協議会のhpからも登録できます。
http://www.nsyakyo.or.jp/v-info/index.html
がめん上のサイトマップから入れます。登録すると社協からメールで災害ボランティア情報が届きます。いろんなニーズがあるだろうしもちろん強制される訳ではないです。とりあえず自分の得意分野で登録してみては?   

2011.03.20 Sun

 仕事がえりに灯油を入れている時、疲れからかものすごいめまいだ!思うほどの体の揺れを感じた。
会計の時にレジの店員さんに今地震ありましたね。と言われ、事態に気づく。
家に帰ると大ちゃんがテレビを食い入るようにみていたので、震度がどれほどがったのか、テレビを見ていたらどんどん押し寄せる津波の映像。ふたりで無言になってしまった・・・
とにかくそれは今目の前で起こっている現実の映像。信じられなかった。
すぐ両親に電話をした。
友人にも電話をした。すでにつながらなくなっていた・・・・
私の中でだんだん困惑しだしていて、それから何度か続く夜中の余震。
そのたびに携帯の地震速報の音が鳴る。怖くて眠れなくなった。
ピースも家が揺れるたびに私たちのところにすぐ駆け寄ってくる。
朝テレビをつけてニュースを見ると被害はもっともっと深刻になってた。
だんだん増えていく死者の数。行方不明者の数・・・・停電、断水、原発からの放射能もれ・・
映像を見ているだけで胸が締め付けられる。涙が出る。だけど何も出来ない。

そんな折に入ってきた友人からのメール。
放射能もれに備えてヨウ素を接種するように。とのこと。
こんなメールが来る程事態は深刻なんだ。
すぐ自分の携帯からあいうえお順に友人達にそのメールを送った。
そうこうしているうちにまた別のメールが入って来た。支援物資を送ってあげて下さいというメール。送り先も各所書かれていたので、そうか私にも出来る事があるっ!!という思いで、すぐそのメールに切り替えてあいうえお順にまた友人に送り始めた。
すると別の友人から、今日には関東の電力の備蓄が底をつくので、関西や中部からも送電を開始するので節電にご協力くださいというメール。
こっちの方が優先だ!と思い、またあいうえお順に送り始めた。
携帯と向き合って、すでに3時間が経っていた。

するとまた別の友人からメールが入って来た。
さっき私が送ったメールに対して、いま支援物資は現地では受け取れない状況にあるから調べてからの方がいいし、募金の方がいいんじゃないか、というメールが入って来た。そうか受け取れない状況だったんだ・・知らなかった・・でも募金があった!
すぐ募金のリンク先を調べて今度はそのメールをまたあいうえお順に送ろうとした。
その矢先、またべつの友人からのメール。読むとさっき送った節電メールはチェーンメールだったみたい、ごめんねー。とのこと。
えっ?うそだった? チェーンてなに?また訂正しないといけないの?・・・
携帯と向き合って早3時間。
多い人ですでに立て続けに私から3通もメールを送ってしまった。この訂正メールと新たに募金のメールをまたあいうえお順に送ろうとすれば、4回目、5回目・・・・・。

だんだん自分がいったい何をしてるのか、いいことなのか、だめなのか、全く判断が効かなくなっていた。頭が痛くなって来て、放心状態になってしまった。
もうやめよう・・・横で私を見ていただいちゃんにも少しは冷静になったら?と言われてしまう。
テレビを見ていると何にもしない自分がいたたまれないのだ。
そんな折に入ってきたメール。
自分が困惑しているのにも気づかず、送りまくったメールで、周りの友人までも困惑させてしまったのだ。
良かれと思ってしたことはすべて裏目にでてしまう。
反省した。
だけどイライラと不安がつのっていた。

夜食器をあらってくれようとしただいちゃんに、水がもったいないからという理由で、強い口調で洗い方を指摘して口論になった。被災地では断水で水も貴重なのに・・という想いからだったけど、今思えば、ただの八つ当たりだったのだ。
昼間のメールのやり場のないイライラと不安と。ぶつけてしまった。
私を気遣ってしてくれた事だったのに・・・
またまた反省した。

現地は悲惨な状態だ、想いを共感しなくては?
何かをすれば自分の気は晴れるんじゃないか?
被爆しないためにはどうしたらいいか?

私を振り返るとつくづく最悪だと気づく。

そんな次元じゃなかったんだということ。

悶々としているうちに、千葉から避難してくる友達を何日か泊めてあげて欲しい。
との相談を受ける。布団の数がないので5人は無理と断ったが、布団まで持参して避難して来たカップル二人を受け入れる事になった。もちろん顔も知らない初対面の二人。
聞くと住んでいた千葉のアパートもかなり揺れ、家の中のあらゆる物が倒れて来て怖かったそうだ。しかも彼の出身地いわき市の実家は津波で流されたという。ご両親は無事とのこと。
ただ放射能の影響で、自宅退避の指定区域で物資が入ってこないという。
二人の友人たちが物資を運ぶ手配を初めていたり、無事だったご両親がひとまず千葉に来るので帰ります。ということで二泊してまた帰っていきました。
目の前で、この実情を遥かに身近で抱えた二人と直面して、はっとした。
これからの不安を考えるより、被災地でがんばっているすべての人の為、これからの日本を明るくしていく為にいま自分ができることをやるだけやる。
そう決めた。ともくん、ゆかちゃんがうちにきてくれたことで、ようやくブログを書こうと思えた。

正確な情報を自分の目で、耳で得る、伝える
募金
輸血
支援物資
避難場所として迎え入れる
祈る

私たちができるほんとに些細なこと。
どうかどうか役に立てますように。





2011.03.04 Fri

 母の大好きなご友人のUさんから、大事に使っているアンティークの椅子を修理してほしいとの依頼を受けました。全部で4脚。
背もたれのアールの部分も足の部分も折れてしまっていたり、ぐらぐらのものがあったり様々です。
大切に使われてきたアンティークな椅子。ここまで壊れてしまっても決して捨ててしまわずに、直して大切に使いたいというUさんの想い。家族の思い出が詰まった椅子。
アンティークならではの長年使い込んだ味がある。この先もずっとずっと生活に必要な物となる椅子だから丁寧に丈夫に元の形に、を心がけて、早速修理するだいちゃん。
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ばらばらに壊れた部分のサイズをはかり、同じ形に仕上げて、丁寧に磨いてゆく。
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しっかりとはめ込んで、前と同じ色になるように工夫しながら、何度も塗料を重ねていく。
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完成!!蘇ったアンティーク椅子!!
過程を知らなければどこを修理したか分からない程の仕上がりです。おみごと!
さっそく納品です!ありがとうございます!!
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Uさん宅のベランダにて撮影。
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4脚揃いました。
これから更に使い込まれていく椅子たちです。
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明るくてお花が大好きな、母の大切なお友達のUさん。
私たちの結婚祝いに。と頂いた錫のかわいい形をした箸置き。
来客のときに欠かせない大事なもの。
ずーっとずっと大切に使い込んでいきますから!!
はしおき.jpg


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